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Questions & Answers♪

このホームページの管理人が、唐津さんにチェロとの出会いや、音楽以外の趣味などお伺いしました!

Q.チェロはいつから始められましたか?
9歳からです。

Q.他に楽器は習われましたか?
4歳から、母親の手ほどきでピアノを習っていました。

Q.チェロを始められたきっかけは?
きっかけの一つは、ピアノの練習が大嫌いで(笑)、でも止めてしまうのはもったいないので、
何か違う楽器にしてみたら、との事でチェロを選びました。
なぜチェロかというと、幼い頃からコンサートによく行っていたので、
オーケストラを自在に操る指揮者に憧れて、いつかは指揮を習いたいと思っていまし た。
それならば良く聞こえる高音楽器、ヴァイオリンなどより、低音でオーケストラでは周りに埋もれて
聞こえにくいチェロを選択した方が良いという意見で、 チェロに決めました。
実際チェリストから指揮者になった人も多く、トスカニーニをはじめ、カザルスやロストロポーヴィチ、
ハインリヒ・シフも最近は指揮活動が中心になっていますね。

Q.はじめて購入したレコード、CDは?
自分でお金を出して買ったのは、当時はカセットでしたが、YMOのベスト盤だったと思います。

Q.クラシックの入門編としてのお薦めの曲は?
人によって好みは千差万別ですから、「この一曲!」というのを挙げるのは難しいですが、
チェロでしたら、例えばサン・サーンスの「白鳥」等、どこかで聞い たことのある曲がいいのでは。
他にはバッハやモーツァルト等、バロック〜古典の作曲家の作品は耳にも心地よく、全般にお薦めです。

Q.好きな作曲家は誰ですか?
沢山いますが、敢えて挙げるとすれば、ブラームスとショスタコーヴィチです。
二人とも、素晴らしいオーケストラ作品を数多く残している傍らで、
いぶし銀の室内楽曲やチェロ作品も書いています。

Q.チェリストにならなかったら、他に極めたい職業は何ですか?
実は小さい頃、パイロットに憧れた時期がありました。ただ近視なので、結局その夢は諦めました。
その後は指揮をしたいという夢を今でも持ち続けていて、大学・大学院でもチェロと並行して、
指揮の勉強をしていました。

Q.愛読書はなんですか?
D・カーネギーの「人を動かす」と「道は開ける」の2冊です。今でも時々読み返しています。

Q.旅行をするとしたら?
今はアジア諸国に興味があります。イギリス・アメリカ留学中にヨーロッパ諸国、
北アメリカには旅行したのですが、アジアは意外に訪れる機会がなかったので。
あと、タヒチなど南国の島々にも憧れますね。

Q.好きな街はどこですか?
今まで行ったことのある街では、パリでしょうか。どこを歩いてもその街並みの美しさ、
近代的なものと昔からの佇まいの融合が見事な都市です。美味しいレ ストランに落ち着けるカフェ、
そして洒落たブティックも点在し、何回訪れても心楽しくなる新しい発見がある。
そんな魅力を持つのがパリです。

Q.好きな色は?
薄いブルーからロイヤルブルー、グレイッシュブルーなど、ブルーならなんでも。

Q.Kenさんのコダワリグッズはありますか?
今は車かな?結構スピード狂だと、友人に言われます。あと、マイセンやミントン、
ロイヤルウースターといった西洋のアンティーク磁器が好きで、絵皿やカップなど集めています。
デザインという意味での造形美は勿論ですが、現在の技術では表現できない繊細な絵付け、
金彩の華やかさ、色の深みに本当に驚かされます。

Q.チェロを始められてから現在のチェロで何台目?
1/2という子供用の楽器からスタートして、次にちょっと大きめの3/4、
それから大人用のフルサイズになって、そして現在使用しているチェロですから、4台目になります。

Q.現在使用しているチェロとの出会いを教えてください。
ヨーヨー・マや、五嶋みどりの楽器を扱っている、シカゴのディーラーで見付けました。
見付けたというと、ポッとこの楽器に巡り会ったと思われがちですが、 このチェロを見付けるまで、
実に3年近くの年月が掛かりました。
声を掛けたのは、ロンドン、ニューヨーク、ミュンヘン、香港などなど。
それにクリス ティーズやサザビーズといったオークションハウスにも毎月のように訪れては、
数十台ものチェロを弾き較べて、ようやくこのチェロに巡り会いました。
かなりの熱意と執念を持って探さないと、良いものにはなかなか巡り会えないものです。

Q.リフレッシュタイムにはどんな事をなさっていますか?
ドライブに出掛けたり、温泉に行って美味しいものを頂いたり、美味しいものに目がないです。
食い意地張ってますね(笑)

Q.音楽家を目指している方にアドバイスはありますか?
細かいことは色々ありますが、可能な限り様々な演奏家の演奏を、よく聞き較べてみて下さい。
そして、自分が出したいと思う音色を見付けて、どうしたらそういう音が出せるのか、
色々試してみたり真似してみたりすることです。ロストロポーヴィチも若かりし日にこう言っています。
「私が目指しているのは、カザルスの解釈や様式観、フルニエの高貴な音色、ピアティゴルスキーの
深みと力強さのある音だ」
まずは、一流の演奏家の演奏をよく聞き、模倣してみることです。